美魔女のつぶやき

阿蘇で暮らす自称美魔女の随想

成功と幸福

10日あまり前に書いた「エリートビジネスマンの目指す先」とも関連しますし、近年よく耳にする「ワークライフバランス」にも関係することを以下、『成功して不幸になる人びと』から引用します。これは The Paradox of Success という本の訳本です。この英語の原書は1993年に出版されました。著者のJohn  R. O 'Neil は当時カルフォルニア臨床心理学大学院の学長でした。今から30年近く前の本ですが、今日でも十分に示唆に富む内容に思われます。

 

多くの人が求める息の長い成功とは、仕事や実績といった目に見える側面と、健康や家族、地域社会、友人、創造性、利他的奉仕といった目に見えない側面とが調和し、相乗効果を生み出すような成功のことである。

この成功をつかむのは容易ではない。目に見える側面はどんなものかわかりやすく、達成も容易であることが多いからだ。実際、自分が何を望んでいるかをはっきり見極めて自分自身の期待に応えようとするよりも、外から押し付けられた基準を満たすほうがはるかに簡単である。

また私たちは、人からの賞賛や批判によって自分自身を測定するようにしつけられている。おまけに精神的な価値だけを追い求めて人生を送ることはほとんどできない時代であり、人に認められるには俗世間にどっぷりとつからなければならない。目に見えないものにも価値があるとわかっていながら、私たちはあっさりこれを見過ごしたり、なくてもかまわないと合理化したりしてしまう。そして、次第に、不完全で堕落した成功の餌食になってしまうのだ。

引用終わり

ここで、最初の頃の投稿記事で書いていた世間一般でいう成功者とは違う成功者の定義をまた紹介しておきたいと思います。これは、どの本に書いてあったかは、残念ながら忘れています。

「成功者とは人に喜ばれる事や感謝される事をたくさんした人」である。私がこちらの定義が好きなのは、こちらなら凡人でも目指しやすいからです。世間一般でいう成功者になるには、まず職業人でなくてはならない上に、もの凄い努力、不屈の精神、元々の適性と運が必要な気がします。しかし、上記の定義の成功者になるには、職業人である必要もなく、こうした要素がなくてもなれますからね。