美魔女のつぶやき

阿蘇で暮らす自称美魔女の随想

イタリア人の「なんとかなる」

今日は、イタリア人タレント、ジローラモさんの『イタリア人式楽観思考法』から、以下を引用させていただます。

 

日本人は、本当に真面目。イタリア人も見習わないといけないところが、たくさんあると思う。でも、一方で、日本人ならではのウイークポイントがあると思う。その一つが「メンタルの弱さ」

メンタルの弱さを解消するには、「行動に移してしまう」ことが大切。自分で良いと思ったことは、発言してやってみる。それで、もしも、間違っていたら、直せばいい。なにもしないと、直すことすらできない。だから、行動することは、とても大きな意味があるんだ。

イタリアには、こういうことわざがある。「電車は来るもの。乗るのは自分、乗るタイミングは自分で決めろ」。「チャンスは電車と同じように、誰にでも平等にやって来る。ただし、そのチャンスをつかむのは自分で、チャンスを活用するのも自分」ということ。

ちょっとしたことで、いろんなことが変わってしまうのが、人生。だから、何もしないのは、もったいない! 電車が来たら、とりあえず乗るのも良い。それこそ、イタリア人らしい「なんとかなる」という発想で。

「なんとかなる」は決して悪いことじゃないんだ。早い行動は、早い結果につながる。失敗したとしても、早く軌道修正できるし、早いうちに失敗から学べる。

 

ここまで書いて、本棚を見たら『イタリア人と日本人、どっちがバカ?』(ファブリツイオ グラッセッリ 著)がありました。以下は、この本からの引用です。

 

「どんな悪い事が起きても、最後にはなんとかなるさ」と、イタリア人は心の奥底で、いつも思っているのです。それが、”究極の楽観主義”につながります。言い換えれば、イタリア人は「本当の絶望」を知らない、ということになるのかもしれません。「国債の10年物の利回りが、危険水域を超えた」と言われても「もはやイタリアの経済は、EUの監視の下でしか持ちこたえられない」と言われても、人々がいつもと変わらぬ生活を続けているのは、こうした特殊なメンタリティーがあるからなのです。