美魔女のつぶやき

阿蘇で暮らす自称美魔女の随想

岡目八目とは言うけども

当事者よりも第三者のほうが物事の是非がよくわかる、とはよく言われますね。確かにそうだと思う半面、むしろ「どうすれば良いかはわかっていながらできなかった」ということも多いのではないと思います。

例えば私がある会社の社長とします。複数のコンサルティング会社に相談したら、どの社からも「Aという部門を廃止してBにもっと人材と資金を集中したが良い」との助言を得たとします。これは、社内の大方の見方と一致していました。しかし、もし、私の社内での支持基盤がAであったり、恩人たちがAにいる場合には、助言を実行するのは容易ではありません。実行すれば「恩知らず、裏切り者」との烙印が押されてしいまいそうです。

これは極端な架空の例ですが、第三者の目から見て適切な決断ができないのは、「問題がわかっていないとか、何をすべきかわかっていない」とかいうよりも、感情的な問題や様々なしがらみがなどが原因である場合が案外多いのかもと、素人ながら推察します。