美魔女のつぶやき

阿蘇で暮らす自称美魔女の随想

最高に幸せな人でも

今日も、リチャード・カールソン著『小さいことにくよくよするな!』から以下を引用します。

世の中で最高に幸せな人にも不幸せなときがある。事実、最高に幸せな人もみんなそれぞれに憂鬱や悩みや失望をかかえている。幸せな人と不幸な人のちがいは、落ち込む回数や落ち込み度の深さではなく、その気分にどう対処するかで決まることが多い。彼らはそのときどきの気分にどう対応しているのだろう?

中略

穏やかでリラックスしている人たちを観察すると、気分がいいときには感謝の気持ちで満たされているのがわかる。彼らは前向きな気分も否定的な気分も一過性だとよくわかっていて、落ち込みもやがては消えると知っている。

中略

私が知ってる最高に幸せな人は、ときどきかなり落ち込むことがある。ちがいは、落ち込んでもあわてることなく落ち着いていることだ。やがてまた幸せな気分になれるとわかっているから、その落ち込みを気にしていないのだ。

引用終わり

 

とは言っても、なかなか「そのうちにこの憂鬱や落ち込みも去っていく」とは簡単には思えないこともあります。そんな場合に、参考になるかもしれないのが、次の考え方です。

憂鬱や落ち込みの程度そのものに気を取られずに、それをほんの少しでも軽い方向に向かうように気を配を配ったり、工夫することです。

昨日、かなり落ち込んでいたとします。今でも落ち込んではいるが、昨日より、散歩のおかげで、ちょっとでも落ち込みが軽いと、「今後もより軽くなる可能性がある」と思えて、気持ちがちょっとずつ楽になるのです。体の病気も同じかと思います。仮に、深刻な状態で入院したとしても、徐々にでも回復に向かっていることが体感できれいれば、あまり落ち込まないどころか明るい気持ちにさえなります。逆に、軽い症状だと考えて、休まずに仕事をし、その結果だんだん悪化していけば不安になりますね。