美魔女のつぶやき

阿蘇で暮らす自称美魔女の随想

正しく生きることの弊害

若い頃「正しく生きる」ことはなかなかできなかったにせよ、目指すべきもので「立派な生き方」のようにどこかで捉えていました。しかし、還暦を過ぎた今は、むしろ「正しく生きる」ことの負の側面が気になるようになりました。

「正しさ」に拘泥すると、正しくないと思える考え方や生き方に不快感を覚え、自分の考える「正しさ」を押し付けたり、非難したりと「人を独善的に裁く」ようになりがちです。そして人から嫌われるようになっても「自分は正しい。嫌う人たちが間違っている」とさえ思いがち。

それが、個人のレベルを超えて、ある組織、団体、国家に向かうと、対立、排除、紛争に繋がり易いですからね。

下の本は、正しく生きることの問題点と楽しく生きることの大切さについて、考えさせてくれました。