以下は五木寛之著『あなたの人生を、誰かと比べなくていい』(PHP 2017年)からの引用です。
1.そのような欠点(どうしても改められない欠点)は、どうもかなり深いところに、その人だけの理由があるのではないか、と最近思うようになりました。そして、ひょっとしたらその欠点があるから、その人の長所も成り立っているのかもしれない。そんなふうに思うのです。
2.同じ失敗を繰り返してしまうことも、それを変えれないのも、その人にとって必要だからなのかもしれません。自分に欠点があると自覚している人は、だからこそ理解できるものもある。
3.努力しても直らない欠点は、ひょっとしたらその人の最良の部分に根差しているのかもしれません。