美魔女のつぶやき

阿蘇で暮らす自称美魔女の随想

世界で最も貧しい大統領の言葉

以下は世界で最も貧しい大統領と言われてたウルグアイの第40代の大統領であったホセ・ムヒカ氏の言葉です。『世界でもっとも貧しい大統領』(双葉社 ジュニア文庫 2016年)からの引用です。

 

(1)わたしたちがグローバリゼーションをコントロールしていますか。グローバリゼーションが私たちをコントロールしているのではないでしょうか。 ー中略ー  我々の前に立つ巨大な危機問題は、環境危機ではありません。政治的な危機問題なのです。現代に至っては、人類が作ったこの大きな勢力をコントロールしきれていません。逆に、人類がこの消費社会にコントロールされているのです。私たちは発展するために生まれてきてるわけではありません。幸せになるために地球にやって来たのです。この後も続く。

 

これは、2012年6月20日から3日間ブラジルで開催された国連の「持続可能な開発会議」でのホセ・ムヒカ大統領(当時)のスピーチの一部です。このスピーチが終わると、聴衆は一斉に立ち上り、会場は拍手の渦となったそうです。

 

(2)貧乏とは、欲が多すぎて満足できない人のことです。

(3)物であふれることが自由なのではなく、時間であふれることこそが自由なのです。

(4)私は消費主義を敵視しています。現在の超消費主義のせいで、私たちはもっと肝心なことを忘れてしまい、人類の幸福とはほとんど関係のないことに、人としての能力を無駄使いしているのです。

(5)人間のもっとも大事なものが、”生きる時間”だとしたら、この消費社会は、その最も大事なものを奪っているのですよ。