ひろさちや『逆説的生き方のすすめ』実業之日本社、1997 の p.135に以下の趣旨のことが書いてあります。
著者がインドを旅行中、日本なら一人か二人でやれる道路工事の仕事を目にする。百歩譲っても三人でやれる仕事を四人でやっていたので、呆れてその非効率さを指摘。すると、インド人は次のように答えた。
「あの人（一番簡単な作業をしている人）だって食べていかねばなりません。食べるためには仕事が必要です。三人でできるからといって、三人で仕事をしてはいけないのです」
以下はそのまま抜粋。
わたしはぶん殴られた気になりました。仕事のために人間があるという考え方は、違っているのです。本当は人間のために仕事があったのです。
