以下は、五木寛之著『迷いながら生きていく』PHP からの引用です。
人間とは、必ず変化するもの、しかし、変化しつつも、一貫しているものはある。この相反するような二つを同時に見ていかないと、その人の思想というものはなかなかとらえきれないものかもしれません。
中略
信仰や思想というのは、段階ごとに変えてもいいのではないかと思いす。その時にならないとわからない心境というものがある。だからその時々の、心が欲するものを求めていくほかない。
引用終わり
私の場合、思想で言えば、30代の時に興味を持ったもの、40代で興味を持ったもの、50歳以降で軸としているものは、異なっています。
年齢や置かれた状況などで、信仰や思想が変わるのは当然のような気がします。自分にとって合ってるからといって、それを他人に強く勧めることは控えるのが賢明と思っています。