美魔女のつぶやき

阿蘇で暮らす自称美魔女の随想

牛さんとの会話 その5(8月11日)

牛さん:お前さんだね、牛語のわかる人間とやらは。

私:どうしてご存知なんですか?

牛さん:遠くの仲間から聞いていたよ。で、今日は何しに、こんな中腹まで上がって来たんだい?

私:今日は「山の日」なんです。それで、山の神様に感謝の気持ちを伝えるべく、お神酒も待って上がって来ました。

牛さん:そうかい。それは、神様も喜んでくださることだろうよ。

私:牛さんも今日は高い所まで上がって来られましたね。どうしてなんですか?

牛さん:たまには、上からの景色も見てみたいと思ったからだよ。

私:そうでしたか。牛さんも、綺麗な景色がお好きなんですね。

牛さん:そりゃそうさ。牛舎の中に、いつも閉じ込められているのは嫌だ。自由に自然の中を動き回りたい。幸い、うちの飼い主は広い牧草地を持っておられて、ほとんど自由にさせてくれる。

私:耳の痛い話ですが、良い飼い主さんで良かったですね。

牛さん:今日は牛語のわかるお前さんと話せて楽しかったよ。

私:こちらこそ。楽しかったです。

牛:また、気軽に遊びにおいで。