美魔女のつぶやき

阿蘇で暮らす自称美魔女の随想

僅か数秒のためにでも

時代劇の最後は、悪役が部下と共に斬られる場面が多いのですが、そんな場面を見ていて最近思ったことです。こうした斬られ役の方々が画面に出ているのはせいぜい数秒程度です。しかし、注意して見ていると、実に動きが機敏で、中にはアクロバットとも思える動きをされている方々もおられます。たった数秒のためにでも全力で取り組まれているわけです。

こうした斬られ役の第一人者として、福本清三さんがおられました。役で5万回斬られた役者として知られていた方でした。しかし、福本さん以外の方は、おそらく一般の人には知られていないと思います。また、最初や最後の配役(キャスト)紹介でも、お名前は出ていないのかも知れません。

時代劇のクライマックスを支えておられる斬られ役の役者さんたちに、拍手を送りたいと思っています。