これまでの投稿記事から、私のことを禁欲主義的な人と推察しておられる方もおられるかもしれませんが、私はむしろ快楽主義者です。人生を明るく楽しく過ごしたい気持ちが強いタイプです。欲に関しては、肯定的です。金銭欲、名誉欲、出世欲、自己顕示欲などは、抑える必要はないと考えています。こうした欲は、努力の原動力になるし、生き甲斐にもなったりしますからね。人間にとって必要だからこそ、備わっている気さえしています。欲は、上手く活用するもの、つまり善用したらよいものと考えています。だた、肯定する立場とは言っても、「知足」の考えは大事と思います。地球にこれほど人間が増えていますからね。
財産や社会的地位に関してですが、町田宗鳳さん（広島大学名誉教授 宗教学者兼僧侶）の著書『死者は生きている』から以下を引用しておきます。
「見えるもの」とは、財産や社会的地位です。それらがどうでもよい俗っぽいもの、価値なきものとは、私も考えていません。人間はこの世で「見えるもの」を獲得しようと汗水たらして懸命に努力することによって大きく成長します。その世俗的な努力を怠って、スピリチュアルな神秘現象ばかり追い求めるのは、一種の逃避行であり、人間としてとても幼いことです。
