美魔女のつぶやき

阿蘇で暮らす自称美魔女の随想

たいていは相手が正しい

今日は、今から20年以上も前に出た本で、世界中でベストセラーとなった『小さいことにくよくよするな!」(リチャード・カールソン著)から以下を引用します。今は文庫版で安価で購入できます。原著は DON'T SWEAT THE SMALL STAUFF です。

 

自分に問いかける質問でいちばん重いのは「私は正いことを求めているのか、幸せになることを求めているのか?」ではないだろうか? ほとんどの場合、この二つは相いれない。

いつも正しくあろうとつとめるのはものすごいエネルギーがいるし、人を遠ざけることにもなる。正しいのは自分だ、まちがっているのは相手だと思いたい気持ちは、相手を守りの姿勢に入らせ、自分を正当化するプレッシャーも強まる。

それでも私を含めて多くの人が、自分の正さ(そして相手のまちがい)を証明するために多くの時間とエネルギーをついやす。みんな意識しようといまいと、相手の意見や見方がまちがっていることを示すのが自分の役割と思い込み、そう指摘することで相手が感謝するか、すくなくともなにかを学ぶものと思っている。それは大きなまちがいだ!

考えてもみよう。あなたは、自分のまちがいを直そうとする相手に「私がまちがっていて、きみが正しいことを教えてくれて感謝するよ。やっとわかった。君はすごいよ!」と言ったことがあるだろうか? または、まちがいを指摘してあげた相手に感謝されたことは? もちろん、ないはずだ。

自分の正しさを主張してけないということではない。純粋にそうしたいと願うときもあるあろう。人種差別の発言を聞いたりしたきに、どうしてもひとこと言いたいというともある。そういうときは大いに主張すべきだ。しかし、たいてい場合、せっかくの出会いを台なしにするのは、相手より自分のほうが正しいと思いたいエゴのしわざだ。