以下は、今日(3月9日)の朝のYahoo!ニュースでからの引用です。
神奈川県の葉山にお住いの伊藤千桃さんという方のご長男の高校中退に関する記事です。
印象的だったのは長男の高校中退のこと。「成績は割とよかったのに、先生の評価がよくなかったんです。校則が厳しくて、私にしてみたら理不尽なことも多くてね……」
ある寒い冬、制服の中にセーターを着て登校させました。すると、息子は坊主になって帰ってきたではないですか!「校則に違反しているとかで、坊主にさせられてしまったのですが、息子はそれはそれはショックを受けていて……」
ひどくふさぎ込む息子に、千桃さんはいいました。
「あなたさ、学校から選ばれるのではなく、自分が学校を選ぶのが人生だよ。勉強なんて一生していくものなのだから、たかが高校の3年間なんだし、そんなに悩むくらいなら、辞めてしまったら?」
学校の暴挙に腹を立てていた千桃さんは「やめちゃえやめちゃえ!」と息子を鼓舞し、退学を告げるため学校に向かいました。
「そうしたら、校長先生が『やめないでください』って引き留めてきてね……。そんな校長先生に私はこういいました『私がせっかく素直に大切に育ててきたのに、こんな落ち込ませるなんて納得がいきません。学校が悪いとは言いません。多分、私たちが学校に合わないと思うんですって」
「辞めてどうするんですか?!」という校長先生に、千桃さんはいいました。「ご心配なく、勉強は私が見ますから」
学校を辞めた息子さんと、千桃さんは映画三昧の日々。本もたっぷり読み、高校生活では得られない栄養をたっぷりと受け取りました。それから息子さんは、自分で調べて大検を受け、大学へと進み、いまは会社経営の道を歩んでいます。
「随分後になってから息子に言われました。『あのときすっごく楽しかったし、後悔はしてないよ。本を読めって言われたことと、お袋にいっぱい連れて行った映画で今の俺はあると思う』って。
引用終わり
「石の上にも三年」との諺はありますが、学校や職場があんまり合わないなら、辞めるのも賢明な判断と思います。もちろん、個々の事例で、違うでしょうけどね。