美魔女のつぶやき

阿蘇で暮らす自称美魔女の随想

実態と印象

昨日の投稿記事に関してです。

2002年の刑法犯罪件数が約285万件で、それ以降は減り続け、昨年は約5分の1の約56万件にまで減っていたのに、警視庁のアンケート結果では「ここ10年で日本の治安は良くなったと思うか」との質問に対して、「悪くなった」と回答した人の割合は64%だったとのことの理由を考えていました。

社説にもあったようにアンケートの時期も理由として大きかった、と私も思います。加えて、私が思う大きな理由の一つは、あくまで推測ですが、マスコミによる報道の量ではないか、ということです。20年前の約5分の1に減ってはいても、約56万件もあれば、毎日のように犯罪事件を報道するには十分ではないかということです。

限られた専門家以外の大半の人は、きちんとした資料や統計を調べることはないでしょうから、マスコミの報道によって、印象が形成されてしまうかも。こうして、実態と印象は大きく異なってしまうことが起きるのでしょうね。

こうしたことを考えると、国民の声を聞く、世論を尊重することが、時に誤った政策や方針の導入に繋がることもありそうですね。