美魔女のつぶやき

阿蘇で暮らす自称美魔女の随想

小松政夫さん 哀愁を大事にした演技

私は時代劇をこの10年ほどよく観ていますが、最近観ている時代劇2つに小松政夫さん(2020年に他界)が出ておれます。一つの作品では、喜劇俳優のイメージ通りの役で、もう一つの作品では、真面目な役人として出ておられます。この二つの異なる役があまりに対照的で、かつ、普段のイメージとは異なる真面目な役人を見事に演じておれれるので、小松さんに興味を持ち、本を買って読んでみました。

すると、最後のところで「コメディアンには哀愁がないといけません」と書いてありました。私が、小松さんに興味を持ったきかっけの一つが、ひょうきんさの中に漂う哀愁だったからです。それは、小松さんが喜劇俳優としてとても大事にされていたものだったようです。