美魔女のつぶやき

阿蘇で暮らす自称美魔女の随想

最低教師が大恩人

今日(8月16日)は午後から、日本電産の創業者の永守重信さんの写真の本を読み返していました。その中で、特に印象深かったことの一つを紹介しておきます。永守さんが大恩人の一人として挙げているのが小学校のときの担任教師。どんな教師であったかというと、永守さんの記述(p.96~p.97)を要約すると以下のような教師です。

 

えこひいきそする教師で、授業中に手を挙げてもいつも無視。テストで満点を取っても、良い成績をつけない。昼になると、質素な俺の弁当を覗いて「こんなものを食べているぞ」と他の生徒の前で恥をかかせる。中学になり、オール5の成績を取ったので、その先生の家に行き、成績表を見せると「百姓の息子がそんなに勉強して役に立つのか」と言われた。

全身の血が沸きたち、頭に上った。「いまに見てろ。偉くなって見返してやる」と固く心に誓い、この教師の写真を壁に貼って、死に物狂いの努力を重ねた。何にも負けないとする闘争心を植え付けてくれたのが、この小学校の先生だった。

要約終わり。

 

とんでもない最低教師ですね。しかし、この教師への対抗心や見返してやりたい気持ちが、永守さんのその後の大成功の基礎となったというのですから、人生はわかりませんね。